MT4のEAの利益にも関わるスプレッドとは?

利益にも関わるスプレッドとは?
MT4

スプレッドとは、通貨の買値と売値の値段の差額のことで、取引手数料のようなものです。MT4で気配値を表示させると、ASK(買値)とBID(売値)が表示されます。両社の価格には若干の誤差がありますが、その誤差の部分がスプレッドです。たとえば、ポンド/円でASKが138.334円、BIDは138 .324円だった場合7、138.334円-138 .324円=0.01円で、この0.01円がスプレッドです。スプレッドは、FX会社やMT4口座の種類によっても異なります。

スプレッドは、EAのパフォーマンスにも大きく関係します。各FX会社によってスプレッドは異なります。スプレッドは低い方がいいと思いがちですが、どういったトレード戦略のEAを使うかによって、適したFX会社は異なります。

海外のFX業者ではFX市場で人気のあるユーロ/米ドルのスプレッドを低く設定していたり、日本のFX業者は日本人に人気の米ドル/円のスプレッドを低く設定したりします。また海外FX業者はスプレッドは1~2pipsのところが多く、相場の急変時でもスプレッドが広がりにくく、約定力も強いのが特徴です。0.2 ~0.3pipsといった低スプレッドを提供している会社もあり、スキャルピングEAを行う方は低スプレッドのMT4口座を選ぶ必要があります。

日本のFX会社の中にはスプレッドが原則固定の会社もあります。しかしあくまで原則であり、急激な相場変動が起きたときにはスプレッドが大きく広がることもあるので注意が必要です。

MT4のEAによっては、急激なスプレッドの広がりをプログラムが感知するようになっているEAもあります。そういったEAを選べば万が一の急変時も安心です。低スプレッドの通貨ペアを対象としたEAを選ぶなどし、なるべくコストを抑えたEAトレードを行いましょう。

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